洪水・土砂災害・津波・高潮などの自然災害による被害を予測し、万一の場合には円滑で迅速な避難ができるようにするために、避難に役立つ情報・・・例えば、災害想定区域や避難場所、避難経路や避難情報の伝達経路などを、住民にわかりやすく地図上に示したものです。災害危険箇所分布図とも言います。

代表的なものとしては土砂災害ハザードマップがあります。これは、大雨や地震などにより発生するがけ崩れなど、土砂災害の恐れがある箇所を地図上に表示したものです。

他には、洪水ハザードマップ、地震ハザードマップ、富士山ハザードマップ、火山ハザードマップなどがあります。

いつ災害が発生しても落ち着いて対応ができるように、平常時から備えておけば安心です。そのためには、ハザードマップを活用して日頃から家庭や地域で災害が発生した場合の避難方法について話し合っておくことがとても大切です。

（内海建設コンサルタント株式会社　勝原　建夫）